ポルトガルの南部アレンテージョ地方に伝わる毛布
工房のあるレゲンゴシュ・デ・モンサラーシュ(Reguengos de Monsaraz)を含むアレンテージョ地方は、ポルトガル国内でも有数の羊の放牧が盛んな地域として知られていて、「Mantas Alentejanas(アレンテージョの毛布)」と呼ばれる羊飼いたちの防寒用マントを作っていました。
「Fábrica Alentejana de Laníficos(現・Fabricaal)」は、1977年オランダ出身のミゼット・ニールセン( Mizette Nielsen)が、モンサラーシュの村に「Mizette」という名の織物工場を創業して以来、彼女の想いを繋ぎながら、現在では3人のポルトガル人が工房を運営しています。
100年の時を超えて受け継いできた木製の手織り機で、地元の熟練の女性たちが織りなす伝統の手織りモノ。
村の暮らしの中にあった伝統の織物を守りながら、色やデザインを新たなカタチに昇華させています。