アルマラゲス織

Almalaguês ・アルマラゲス織

from Portugal




 
produced by Cristina Fachada
work studio in Almalaguês since 1986



「アルマラゲス織」は、ポルトガルに古くから伝わる各地の織物のひとつで、家族が代々受け継いできた女性の手しごとです。一見、普通の刺繍を施したようなその生地は、様式化された繊細な刺繍に織りあげた、ポルトガルで最も優れた織物のひとつと言われ、織り物を愛する人々がその伝統技術を守り続け、今も母から娘へと脈々と手織りの技が伝えられていいます。

アルマラゲス村はコインブラ郊外の小高い山の上にある辺境の村で、かつてはこの村に住む女性みんなが、自分や家族のために、あるいはコインブラの貴婦人たちのために、周辺で栽培されていた麻を原料に、ペルシャ織に似た織機を使って織物を織ってきました。1974年まで、アルマラゲス村には公共交通手段がほとんどなく孤立していたために、この地域独自の優れた織りの技術や伝統が長い間守られ続けていました。90年代以降、手織りに代わって機械織の工場が近郊に出現し始めると、アルマラゲス村の織子の数は激減してゆきましたが、この小さな村は、今日、ポルトガルで唯一の手織りセンターとなっています。

クリスティーナ・ファシャーダは、そんなアルマラゲス織を愛してやまない織子のひとりで、祖母も母も織子であり、13歳のときから母に習って織物を始めました。1986年にはプロの織子として工房を構え、正式に活動をスタートします。その優れた作品や伝統技術が高く評価され、1986年工芸生産者、クラフトマンカードを所有(国が手工芸家=クラフトマンと認めた法人や作家に与えられる公式な職業資格)。アルマラゲス織りの伝統と技術を代表する手織り作家です。

   
アルマラゲス織
アルマラゲス織
アルマラゲス織
アルマラゲス織